県央フォーラム6・1・1 平成13年10月27日
厚木市マルチメディアボランティアの活動について
発表者 農田 秀夫
<発足>
平成11年2月1日 厚木市情報プラザのオープンと同時に、厚木市情報システム課の支援を得て、マルチメディアボランティアとして組織を立ち上げました。
<趣旨>
1、情報化を目指した街づくり推進の支援をする。
一人でも多くの市民にパソコンに慣れ親しんでいただくための支援
2、ふれあいと生き甲斐の場として自らをより豊かにする。
同じ思いをもつ仲間と出会い、地域の方々とのふれ合いを通じて、自らの生活をより豊かにし、生きる力の糧とする。
<理念>
「できる人が」「できる時に」「できることを」「できる範囲でする」
<組織>
会員は現在44名、年齢は20代から80代まで、職業は会社員、自営業、主婦、無職、公務員など様々です。
<活動内容>
マルボラ活動のスタンスは、「パソコンを知りたいがどうしたらよいかわからない」全くの初心者に、広く慣れ親しんでいただくことです。
いわゆる業界が経営するパソコン教室とは異なります。
活動内容は次の7つの分野で多様な活動を続けております。
1、パソコン教室(初心者向けパソコン講座)・毎週土曜日午前10時〜12時
(内容)文字入力とインターネットとメールの基本操作
このパソコン教室がマルボラの最初の活動でした、平成11年4月頃から初めて
講師、アシスト(補助教師)、テキスト、すべてマルボラで賄っております。
受講者定員12名、現在113回目、既受講者は1160名
2、個人レッスン(パソコンの手ほどき)・・・毎週木曜日午前10時〜12時
(内容)ワード、エクセル、メール、ホームページ、カード作り、画像処理、デジカメ等
指導者、テキスト、すべてマルボラ 受講者定員10名、既受講者は680名、受講希望者が非常に多く要望に応じきれない盛況ぶりです
3、質問・相談コーナー(個別の質問に答える)・・・・毎週土曜日午前中
(内容)インターネット接続、ホームページの作り方、ファイルの管理・・・・
定員なし
4、定例イベント(プラザサロン)・・・・・・隔月1回程度土曜の午後
(内容)16回実施した、パソコンで音楽こんなに最高、あなたとパソコンの囲碁対決、見てみて私の年賀状、インターネット情報収集術、災害時に活かそう貴方のパソコン・等。講師は外部から招くかマルボラが行う。 定員約20名
5、広報誌発行(プラザニュース)・・・・・・・・・・隔月1回発行
(内容)15号発行済み、マルボラ活動、有益情報等の発信
6、ホームページ作成と支援(情報発信とメンテナンス)・・随時、週2回程度
(内容)厚木市ホームページへの参加、マルボラのホームページ
ホームページ作成指導と勉強会(金曜日の夕方他):定員なし
7、マルボラセミナー(マルボラのスキルアップ)・・・・・随時
(内容)ホームページ作成、HTML言語・・等
<成果と背景>
○アンケート(パソコン講座やパソコンの手ほどきなど)から
「わかり易く丁寧である」「もっと受講したい」「是非続けてほしい」
「もっと広く知りたい」
このように、市民から非常に好評のようです。
○受講生総数 約>1800名以上
マルボラ活動に受講・参加された市民の総数
このような成果の背景は、
1、厚木市の温かい理解・協力と支援、
最新設備を備えた情報プラザという素晴らしい施設の利用、
2、厚木市の情報システム課職員の熱心な協力
パソコン講座などの受付事務や運営についての地道な協力、
いわば、ボランティアと厚木市行政の連携が、理想的な形で運営されている典型的な事例であります。
<課題と展望>
<課題>
1、従来の情報プラザを拠点とした活動から、地域へと活動の輪を広げていく(広げざるを得ない)うえでの運営面の課題。
(例)地域の各種団体や他のボランティア団体との連携・交流
2、自然災害時におけるパソコンを活用した防災システム
3、障害をもつ方々への支援システム
総論として、私たちマルボラの組織自体が、地域の皆さまから理解され支援され、地域の皆さまと共に活動の輪を広げていくにはどのようにしたら良いか、これが大きな課題であります。
<展望>
私たちは地域の皆さまと共にふれ合い、地域に活動の輪が自然に生まれ、その地域の輪が、また新しい輪を作って「自然豊かなわが故郷あつぎ」が活気溢れる街になることを夢に見ております。