どっちが強い?! 人VSパソコン囲碁対決
7/8/2000
話題提供者 吉川 厚さん 小島琢矢さん
         (NTTコミュニケーション科学基礎研究所)


厚木市森の里にあるNTTの研究所で、囲碁プログラムを研究されている両名を、今回のプラザサロンの話題提供者としてお招きすることができました。


当日は台風3号の通り過ぎた直後で、開催も危ぶまれましたが、幸い予定通り行うことができました。話題提供者が特別に持参された、囲碁プログラム世界選手権にも参加した、強い囲碁ソフトをいくつかお持ちになり、対戦タイムでは、参加者は時間の経つのも忘れて夢中になっていたようです。

話題提供者のビデオを交えたお話もとてもわかりやすく、チェス・将棋と囲碁の違い、囲碁プログラムが名人を破るのはいつ頃か、NTTで開発されたアイカメラを使っての、囲碁対局中の視線の動きの実験結果、詰碁やヨセが囲碁プログラムの得意としているところということ、参加者への囲碁プログラム活用法の提案、最後は、囲碁プログラムを活用すれば老化防止にも役立つという話に、平均年齢の少々高い参加者が、深くうなづく場面も。

囲碁プログラムの代表的な作り方、考え方もうかがい、囲碁プログラムが次の一手を考えるまでの数的処理の難しさを、囲碁も高等数学も知らない素人でもわかる言葉で話してくださいました。

手のひらに乗る端末で、電車の中でも囲碁が上達できるソフトには、北朝鮮が開発したという興味もあり、参加者の複数の方が、その利便性に感心していらっしゃいました。
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